「32年間で100万人の子供と出会って僕と言葉を交わし50円の水あめを買ってくれた子供達。この人間が次の世代を作っていく人間である。間違いない確信を持っている。型にはまった学校教育では自分の夢は作れない。」そう言ったのは日本唯一の街頭紙芝居師 杉浦貞さんだ。

AP_530485642015年のダボス会議ではインターネット社会のマイナス面が取り沙汰され、ネット企業のバッシングが始まり、社会全体がネットに対して批判的になってきました。そんな時代だからこそ杉浦貞さんの活動のようなリアルな人と人との関わりが社会関係力を高めてくれるのではないでしょうか。

2008年のダボス会議で「子供たちを将来どのような職に就かせれば良いのか?」という特別セッションが開かれ、その結論は『就かせるべき特定の職業はない。必要なのはスキルだ」というものでした。どのようなスキルが必要か5つあげられた。それが「語学力」「意思伝達力」「交渉能力」「対人能力」「異文化を理解尊重する能力」です。これらのほとんどにコミュニケーション能力が必要なのは言うまでもありません。

とくに「意思伝達力」「交渉能力」「対人能力」は相手の立場を意識しなければならない行動です。相手の立場を理解し、自分の考えはいったい何だ、自分は何をしたいんだと考え、しっかりとものを言えるようになるには練習が必要となります。その練習場所としてスポーツが効果的なのです。

スポーツマンは「ゲームをプレイする」ために3つの要素を尊重することが必要とされます。「ルール」「相手」「審判」の尊重、それは立場の違いを理解し、それぞれの存在意義を認めることです。この「原則」の理解があってこそコミュニケーション能力アップにつながります。

つまり、相手を理解したうえで、いかに聞く耳を持ってもらうのかにかかっているのです。なぜ、コミュニケーションスキル必要か? 唐突な質問ですが、これはとても重要なことなのです。何故なら、それを欠くと「人災」が生じるからなのです。

AS_83091689日本の「リーダーたち」にとっては、「不都合な真実」は「存在しない」か「記録がない」か「記憶にない」ことが多い。こんなことで健全な社会が成立するのでしょうか。健全な社会が成立するには、健全な社会人の存在が不可欠です。健全な社会人とは「常に正しい行動し、勇気を持って間違っていることは間違っていると言える人」のことだと思います。

スポーツが社会に貢献するには、健全なスポーツマンを育成し社会に輩出すること、そしてどんな仕事に就いてもリーダーシップが高いと評価される人材を育成することです。プレイヤーとして一流になるには競技力の他に知力とくにコミュニケーション能力が必要です。コミュニケーション能力は激動し続ける時代にうまく適応し時代を切り開くことができる最重要な能力と言えます。

スポーツでどのような人材を育てるのか?
このことは幼少期の教育から実は始まっているのです。

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